TcpTeXServer
概要
TextEditorからLaTeX文書を受信し,コンパイルして生成したPDFファイルを返すサービスプログラムです。サーバーにこのサービスとTeXをインストールしておけば,クライアントごとにTeXをインストールする必要がなくなります。
動作環境
.NET Framework 4.8がインストールされたWindowsで動作します。.NET Framework 4.8は,Windows10,Windows11,Windows Server 2022では標準でインストールされています。
ダウンロード
最新版はバージョン1.4.3 (2025.01.19リリース) です。以下のリンクから最新版をダウンロードできます。
旧バージョンがインストールされている場合は,あらかじめ旧バージョンを削除してからインストールしてください。
設定方法
インストール後に次の設定が必要です。
- インストール先のフォルダー内にある設定ファイル (TcpTeXServer.Settings.xml) を開いて,ポート番号やコマンドの設定を確認してください。
- Windowsのファイアウォールで,TcpTeXServerが使用するポート番号の受信を許可してください。
- Windowsの管理ツールからサービスを開いて,「TcpTeX サービス」を開始してください。
補足
サービスは既定でLocalSystemアカウントで実行されます。そのため,TEXMF変数には通常のユーザーのtexmfフォルダーは含まれないことに注意してください。これが困る場合は,必要なファイルをtexmf-localフォルダーに移すか,texmf.cnfを開いてパスを書き加えるか,あるいはサービスをユーザーアカウントで実行してください。
ソースコード
TcpTeXServerを細かくカスタマイズして使いたい場合にどうぞ。Visual Studioでビルドできます。
免責
このソフトウェアのご利用は,お客様ご自身の責任において行ってください。ご利用によって生じたいかなる障害等に関しましても,当塾は責任を負いかねますのでご了承ください。
更新履歴
- バージョン1.3.5 (2024.12.25)
ソケット通信がタイムアウトするまでの待機時間を設定できるようにしました。
- バージョン1.4.1 (2025.01.03)
TeXやPDFの受け渡しをファイルではなくString型変数やByte型配列で行うようにしました。
- バージョン1.4.2 (2025.01.03)
ログをファイルに記録できるようにしました。
- バージョン1.4.3 (2025.01.19)
進捗メッセージに処理にかかった時間を表示するようにしました。