TcpTeXServer

概要

TextEditorからLaTeX文書を受信し,コンパイルして生成したPDFファイルを返すサービスプログラムです。サーバーにこのサービスとTeXをインストールしておけば,クライアントごとにTeXをインストールする必要がなくなります。

動作環境

Windows10,11,WindowsServer2008R2,2012R2,2019での動作を確認していますが,.NET Framework 4.8に対応している環境であれば他でも動くと思います。

ダウンロード

最新版はバージョン1.3.4 (2023.01.15リリース) です。以下のリンクから最新版をダウンロードできます。

旧バージョンがインストールされている場合は,あらかじめ旧バージョンを削除してからインストールしてください。

設定方法

インストール後に次の設定が必要です。

  • インストール先のフォルダー内にある設定ファイル (TcpTeXServer.Settings.xml) を開いて,ポート番号やコマンドの設定を確認してください。
  • Windowsのファイアウォールで,TcpTeXServerが使用するポート番号の受信を許可してください。
  • Windowsの管理ツールからサービスを開いて,「TcpTeX サービス」を開始してください。

補足

サービスは既定でLocalSystemアカウントで実行されます。そのため,TEXMF変数には通常のユーザーのtexmfフォルダーは含まれないことに注意してください。これが困る場合は,必要なファイルをtexmf-localフォルダーに移すか,texmf.cnfを開いてパスを書き加えるか,あるいはサービスをユーザーアカウントで実行してください。

ソースコード

TcpTeXServerを細かくカスタマイズして使いたい場合にどうぞ。Visual Studioでビルドできます。

免責

このソフトウェアのご利用は,お客様ご自身の責任において行ってください。ご利用によって生じたいかなる障害等に関しましても,当塾は責任を負いかねますのでご了承ください。