私が教えます!
プロフィール
浜田昌宏
- 学歴 : 広大附属福山高,広島大学(教育学部数学教育学専修)
- 職歴 : 塾講師26年(在学中を含む)
数学を習得するということ
私は数学に関してちょっと鈍い人間です。問題の解き方や証明が示されても,それが正しいと分かるだけでは納得がいきません。なぜそのように考えたのか,どのようにイメージすればよいのかと自分の中でいろいろ考え直してみて,それが当たり前に感じられるようになったらようやく納得します。時間はかかりますが,そうやって得られた結果をコツコツと積み上げることで数学を習得してきました。この経験は今でも数学を教えるときの基本になっています。
- 数学は,考え方次第で大抵のことは当たり前に感じられる。
- 理屈や知識だけでなく,直感を得るに至らなければ身についたとは言えない。
- 何事もイメージ化してとらえるように努めることが大事。
数学は,本当は簡単なのに表現上難しくなっているだけということが多い。だから表面的な理屈だけをすくい取ってもダメで,もとになっている部分を感覚的につかまなくては本当の理解は得られません。例えば,問題の解き方や証明が分かってもまだすっきりしないことがありますが,これは理屈上は分かっていても,その理解が感覚的な部分にまでは至っていない状態です。そこでやめればうわべの理解さえもやがて蒸発します。この時必要なのは直感にまで作用するアプローチです。指導者はそのポイントを心得ていなければいけません。
数学の苦手な生徒は,問題が解けないとか,解説の意味が分からないとか,自分のつまづきの表面的な部分しか見えません。でも,本当はもっと深く感覚に働きかけるような助けを必要としています。私は経験上それを我が身で探ってきた人間なので,その必要性に気付いてすぐに応じられる(そのための方策が豊富にある)ことは,誰にも負けない部分だと自負しています。